2012年3月11日日曜日

クローズド・ノート/雫井脩介・著

2010年7月13日
香恵は、引っ越して来た自分の部屋に、前の住人の忘れ物をみつけた。それは、小学校4年を担任に受け持つ伊吹という女性の先生の日記ノートであった。また、時を同じくして、外から自分の部屋を眺める青年石飛とアルバイト先の文具店でしりあう。石飛に惹かれていく香恵だったが、恋の行方は一進一退であった。そんな時、香恵は、伊吹先生のノートにも同じように恋に悩む伊吹の姿を見つけ、同じように感情移入し、また励まされてゆくのであった。いつしか香恵は、伊吹のノートに共感を覚え、安らぎを得、励ましをもらい、日記に激励されながらも日々を送っていくにつれ、伊吹先生本人に会ってみたくなり、小学校を尋ねていった。

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