2012年3月4日日曜日

天国までの百マイル/浅田次郎・著

2009年12月15日(火)
経営していた不動産会社も倒産、と同時に自己破産、妻子とも別れ、2年間の間友人の小さな会社で働き、慰謝料を毎月送金する生活。そんな主人公安男。こんな落ちるところまで落ちた安男には、年老いて、重度の狭心症を患う母がいた。母はこのままでは死を待つのみであり、他の兄弟達もこれ以上の手立てを打とうとはしなかった。しかし、安男はこのまま母を死なすことには我慢がならなかった。助かる方法はただ一つ。東京から百マイル(160キロ)離れた病院に転院させて、手術を受けることだ。安男は、母に対して無関心の兄弟達の行為に怒りと失望を感じ、誰の力も借りず、単独で母を転院させようとする、、、、、。

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