2012年3月4日日曜日

世界の中心で、愛をさけぶ/片山恭一・著

2010年3月7日(日)
皆さん、ごぞんじ「セカチュー」です。ベストセラーですから、あらすじを知っている人が多いと思いますので、あまり語りません。
朔太郎の中2から高校2年くらいまでの回顧録的に、切ない初恋物語が進行します。
先に映画を観てしまいました。その時、何故オーストラリアにこだわるのか?何故エアーズロックにこだわるのか?映画を観た皆さん、わかりました?
私はわかりませんでした。で、小説を読んでみたのです。結果、よくわかりましたよ。もちろん、アキが病気で修学旅行に参加できなかった。その旅先がオーストラリアだったというのも一因ですけど、アボリジニの考え方があったからなのです。
とくに衝撃的な何かがあるわけでもないのですが、読み終わると、さわやかで、しかし、なんともせつなーい感傷が心いっぱいに広がりました。読んでよかった。
また、トレンドにもなった本作品、作者もさぞ若い方かと思ったら、1959年愛媛県生まれの方でした。片山先生、これからもがんばって私達を楽しませてください。

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